私の少年教室では、第一の指導は「靴の整理整頓」「挨拶の徹底」などを厳しく行っています。
35年前指導を始めた頃は、子ども達にも大人と同じような練習をさせていました。
今考えれば、子どもの体のことなど全く分かっていない指導であったと思います。
その頃の子どもたちを見ていますと、確かに戦うことに関しては強くなりましたが、体の柔軟性はないし、ジャンプ力はない、それに足の踏ん張り不足による転倒など、運動を始ための基礎体力のなさを痛感していました。
このような繰り返しを長年経験してきて、果たしてこの少年達に拳法の技だけを指導していて良いのだろうか、その前にやるべき運動があるのではないのだろうか、と思えてなりませんでした。
体を保護する為の体の受身のやり方、手足の使い方など、野や山を歩き、走り、跳んだり転げたりしながら自然と身につくものではないのでしょうか。
自然こそが子供の体の基礎を作り、育ててくれると思います。
しかし、我々が自然を少なくしてしまい環境条件を変化させてしまった今、その自然の恵み(体の基礎作り)をなくしてしまったように思えてなりません。
自然が育てる子供の体、私はそれを基礎運動能力といっていますが、その自然が与えてくれる基礎を拳法教室で育てることが出来ればと願い、ストレッチ体操、這訓、リズムジャンプ、手握足指運動、などを考えて実行しています。
この運動をすよになりまして怪我をするものもなく、父兄からは「風邪をひかなくなった」とか「活発になった」「ぜん息の子どもが発作を起こさなくなった」などの話があります。
また活動の主体は子ども対象でしたが、近年運動不足による体の不調を訴える保護者の方が増えたこともあり、保護者や道場のご近所様にも子ども達と一緒に練習に参加していただいております。
健康になるための足つぼの指導もおこなっております。
いじめについて
暴力的ないじめがまだある事、子どもの暴力に大人が全く無関心なことに驚きました。
その小学校は、公立の体育館のとなりにあります。
午後3時すぎると、体育館の駐車場がいっぱいになるくらい保護者が車で迎えに来ます。
私も車をとめて、帰宅する子ども達をみていましたら、
黄色の帽子をかぶった、体格が大きな子供が走ってきました。
その子を追ってきた三人のうち一人が後ろからけり、その子が止まると、三人で「なぐる、ける」の暴力です。
何人もの保護者が見ているのに、誰も止める人はいません。注意もしません。知らん顔です。
私が注意しようと車からおりると、その子供たちは走って逃げていきました。
もし、その子が自分のお子さんだったら、どう思いますか。
親が学校にいって先生に相談することもできるでしょうが、それで、いじめの解決になりますか?
一日中、子どものそばにいて子供を守ることはできません。
一番大切なことは、その子自身が強くなることだと私は考えます。
私の拳法教室には、いじめられた経験のある子ども達が沢山います。
その子たちは私の指導のもとに、心も体も強くなり、いじめる子ども達に立ち向かう強さをもてるようになり、いじめられなくなりました。
悩んでいるお母さん、私の拳法教室に預けなさい。
悩みは必ず解消します。
保護者にとって、お子さんがいじめられることもいじめることも辛いことです。
いじめられない、いじめないが私の指導方針です。
師範の叫び
日本の資源は優秀な人間
2015年10月14日 師範の叫び
日本の資源は何でしょうか? かつては主食の米ですら、満足にはありませんでした。 その日本がどうして世界第二位の経済大国に成りえたのでしょうか? それは、優秀な人間がいたからです。 日本の資源は優秀な人間です。 今、我々は …